信楽の風土に溶け込む木のオフィス

■ CLTで魅せる建築

三東工業社は黎明期より、この陶器の街で有名な信楽の地に本店を構えてきました。 今回の新しい本店計画では、この信楽の地に根ざしながらも新しい建材である「CLT」による新たな建築の可能性に挑戦する事を目的としています。 本建築では床、壁、屋根の構造材としてCLTを全面的に使用することにより、事務所建築という機能だけではなく、CLTという建材そのものの美しさ、使い方、デザイン性によってCLTの魅力を伝える建築となる事を目指します。

■ 空間の特徴 〜穴窯のような柔らかな空間〜

本建築の空間的な特徴として、CLTの構造的な合理性や、工期短縮といった施工面での特徴を十分に生かしつつ、大断面かつ大判パネルというCLTの特性をアールのついた連続壁というかたちで空間化しました。これにより、CLTでしか表現できないような、力強さ、温かさ、柔らかさを兼ね備えた「穴窯」のような事務所空間となっています。

アーチ型のCLT連続壁による「穴窯」のような柔らかい空間

■ 環境への配慮

本建築で使用する構造CLTは「地産地消」としてびわ湖材を使用しております。また、太陽光発電や蓄電池など省エネ設備も取り入れ、環境に配慮するとともに地域に根ざした建築を目指します。